筆箱はなくなり罰は全員に
- 和弥 江川
- 2020年5月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年5月28日
5月23日本人は、筆箱をなくして不便は感じていた。一応先生に筆箱がなくなったことを、報告した。何かしてほしいという意味ではなく事実を伝えた。
先生とともに何人かの同級生が探してくれた。
担任の教師は、テニス部の保護者会に参加していた母親に、筆箱が見つからないと報告。担任は、5月26日に筆箱がなくなったことを学年で報告した。筆箱は1階の男子トイレの清掃用具入れの中から見つけられた。
学年主任Bは、5月30日に学年集会を実施。口頭での指導、学年一斉にアンケートの実施。以後何も生徒から情報が提供されなかった。6月5日学校長も承認のもとに昼休み中トイレ以外に出てはいけない「禁足」という措置をとった。禁足期間は6月5日〜18日。
その間、本人はトイレに行くたびに、不特定多数の同級生から嫌がらせや、暴言。場合によっては首を絞められる等の暴力を受けることになる。
「お前のせいでこんな罰を受けている」「先生にチクっただろう」罵詈雑言。今まで、友達だと思っていた子どもたちが声をかけなくなる。自分が嫌がらせを受けていても見て見ぬふりをする。苦しくなってくる。つなぐは、自分一人を感じる。辛いと母親に告げる。夜に叫び声をあげる。弟に対して暴力をふるう。
私は、妻から概ねの事実を聞いて、次のように理解した。
担任のI先生は、自分のリーダシップでつなぐへ、対応できない状況にある。理由はわからない。経験不足なのか?講師なので判断権限がないのか?全ての指導は、学年主任のB先生の指導のもとに行われていた。
学校の先生は、筆箱がなくなった事に注目していて、その事実の解決を大事にしている。そもそも被害を受けている子ども(つなぐ)を守ろうとしていない。教師は正しい事をしようと一生懸命になっていて、一番大事な「子ども」に目がいっていない。
一般の生徒からすれば、「禁足」という指導自体に反発したい。それを引き起こした要因が「つなぐ」にあると思い、いじめることは容易に想像できた。問題は、教師の側に、つなぐがいじめられるかもしれないという想像が働かなかったことである。
正直に言えば、この生徒指導はあまりに稚拙であり、子どもを安心して学校に通わせられる状況ではないと親は判断した。
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